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合格
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「僕、司法書士になりたい」
およそ5年前、全く畑違いの分野で働いていたぢゅんたろうにそう言われた時は、何と言っていいのかわかりませんでした。聞けば試験は年に1回の一発勝負、合格率は2%ちょっとだとか。3万人が受験して、800人しか通らない超難関です。

そのうち諦めるかな、と思いつつ、まぁ、頑張ってみれば、と言うと、ぢゅんたろうは仕事の傍ら、予備校に通い始め、熱心に勉強し始めました。授業をサボりにサボっていた学生時代とは大違いで、するべき勉強を見つけたぢゅんたろうは、本当に猛然と勉強し始めました。

1年もすると、仕事の傍らではとても勉強時間が足りない、と実感したようです。
「僕、会社を辞めたい」

ふむ、それは大きな決断です。



ふと思い出したのは、その少し前に、今の仕事してて楽しいのはどんな時?と聞いたら、「ない」と即答されたこと。楽しいと思えることが全くなかったら、私だったら働き続けられない。

じゃ、辞めれば?

ということで、ぢゅんたろうは専業受験生になりました。
最初こそ予備校に通っていましたが、やがて通学の時間がもったいない、と自宅でDVDの講義に切り替え、家中に暗記用の紙がペタペタ貼られ、試験が終わった直後を除けば週末遊びに行くこともすっかりなくなり、スーパーに買い物に向かう車内でさえ、BGMは刑法だの民法だのの講義テープを聞かされる羽目になりました。そんなに勉強しているのに、2年目も、3年目も、4年目も、受からない。

それでも、ぢゅんたろうの本気度を間近に見ていただけに、いつかきっと受かるだろう、と思っていました。ただ、その“いつか”まで集中力を保ち続けられるかどうか、最後は自分を信じる力と精神力なのかもしれません。

そして5年目の今年。
頑張って頑張り続けた結果が、ついに花開きました。合格を聞いた時、努力って報われるんだ!と思うと、本当に私も感無量でした。

写真は、合格を聞いた友人が送ってくれたお祝い菓子です。頑張ったのはぢゅんたろうだけど、一緒に喜んでくれる人たちがたくさんいることも、何より嬉しかったです。

本当に、本当に、おめでとう。よく頑張りました。
立派な司法書士の先生になってください。
Top▲ | by Aysh_27 | 2009-10-01 00:00 | ぢゅんたろう
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